なぜ人は怒るのか?
現代社会は非常にストレスフルで自分も周りの人も毎日イライラしていませんか?
ああなんかイライラする。そんなことを言っていた女芸人さんもいました。
私も日々「なんでやねん!」と憤りを感じることが多いので
今回改めて、なぜ人は怒るのか?について、考察してみました。
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怒りとは?
怒りというのは「危険にさらされた」という意識・認識に起因しているそうです
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%92%E3%82%8A
怒りって危険に対する反応だったんですね。
これは面白いです。
確かに、
車を運転していて、急に人が飛び出して来たら・・・ほとんどの人が怒りますよね。
逆に、轢かれそうになった人も・・・同じくらい怒りますね。
体の中はどうなっているのか?
この怒り状態で人間の内部的にはどんな状態になっているのでしょうか。
脳科学的にはいくつかの成分が分泌されているそうです。
・アドレナリン 筋力、集中力
・ノルアドレナリン やる気、意欲、不安、恐怖、緊張
・エンドルフィン 鎮痛作用
・ドーパミン やる気、動機づけ、集中力
そもそも怒りで良いことはあるのか?
普通に考えて、怒りは身体に良い事がなさそうですが、アドレナリンなどの効果を見るとヤル気や集中力を高めてくれる作用があります。
これにより、身体の運動能力を向上させ、脳を覚醒させて集中力を上げたり頭の回転を早くします。
普段、カッと怒る時には、全くヤル気や集中力が高まっている感じはしませんが、スポーツなどには良い効果があるようです。
やっぱり、イライラやカッとなる系の怒りにはあんまり良いことがないです。
更に怒りで分泌されるアドレナリンには限界があるようです。
絶えずアドレナリンが分泌され続けると、アドレナリンを作れなくなり、ストレスに対応できなくなるのです。
人間はアドレナリンを出して、怒りという形でストレスを発散させているんですね。
そして、怒り続けた挙句、アドレナリンが無くなると、ストレスに立ち向かうことが出来ず、無気力で鬱状態になるというわけです。
ホント、怒っても何も良い事がないです。
どうすれば怒らないで過ごせるのでしょうか?
怒らない、イライラしない方法=現代社会から離れて仏門に入る様なことですよね。
怒らないって無理です。
怒りをコントロールする方法はあるのか?
怒らないことは無理なので、怒りという感情をうまくコントロールする方法はあるのでしょうか。
アンガーマネジメントがあるじゃないか!
怒りの感情とうまく付き合う方法です。
日本アンガーマネジメント協会という組織もあります。
https://www.angermanagement.co.jp/
精力的にセミナーなどもやっています。
親子で♪アンガーマネジメント体験ワークショップ
これ参加してみようかな。
子供ってホントなかなか親の思い通りにならなくてイライラしますよね。
一番愛しているがゆえに怒りも大きい。
可愛さ余って憎さ100倍という感じです。
アンガーマネジメントって何?
怒りの感情を客観的に理解して、感情に任せた衝突を防ぐことで伝える力も向上する。
伝える事が9割という書籍もありましね。
自分も磨り減らず、相手も傷つけず、円滑な人間関係を作れるなんてすばらしいです。
アンガーマネジメントでは怒りは「こうあるべきだ」と個人が考える許容範囲を超えた時にでる感情と考えています。
先ずは、イラっとした時に、許容範囲かどうか考えてから怒ることがポイントだそうですが、
イラっとした時にそんな冷静な判断できるなら、そもそもイラっとしないんじゃないかと思います。
普通は出来ませんよね。
そこで、怒りの6秒ルールというのがあります。
怒りは6秒の我慢でピークを超えるのです。
ですから、
イラっとしたら、
6秒耐えて、
頭の血が降りてきたら、
自分の許容範囲かどうか考えて、
後悔がないなら、怒る!
後悔しそうなら、怒らない!
という訓練をしてはどうでしょうか。
怒る回数が減ると思います。
6秒耐えるストレスもかなりのものなので、回数減った分、怒った時の爆発力が増すかもしれませんが。
怒りをビジネスに出来ないか?
・アンガーマネジメントファシリテーター養成講座
https://www.angermanagement.co.jp/outline/seminar/34625
やはり怒りそのものは良いモノではないので、怒りを抑える系のビジネススキルがあるんですね。
ストレス社会ではこれからのスキルとしてとても有望ではないかと思います。
それにしても、ファシリテーターさんには女性が多いですね。
女性は感情の生き物と言いますが、感情のコントロールも上手いということでしょうか。
絶対にみたくないのは、アンガーマネジメントファシリテーターがイライラしている姿ですね。笑
・研究の原動力はアンガーだ!
とノーベル物理学賞を受賞した中村修二教授は言いました。
どうせ怒るなら原動力に使ってしまえということですね。
・キレ芸
カンニング竹山さんとか立派なビジネスですよね。
借金取りに追われて追い込まれた時に生まれた芸と竹山さんは言っていますが、やはり不安や恐怖でキレ芸が生まれたんですね。アドレナリン分泌の理にかなってます。
まとめ
・怒りでは何も生まれない。何も良いことがない。
・怒りをコントロールするアンガーマネジメントで低ストレス生活を目指そう。
・怒り抑制系ビジネスはこれからも伸びそう
・怒りが収まらないなら、原動力と考えて怒り続けて何かに取り組もう。
ストレスフリーな生活を送りたいですね。