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Apple SIMとは?使い方を具体的に解説|iPad proなら海外でSIM購入不要

旅行や出張で海外に行くと最初に困るのがデータ通信が出来ないことですよね。

昔はiPhoneもiPadもなかったのでみんな国際電話を空港で借りて行ったりしてました。

今は大体の主要空港ではツーリストSIMを買うことができますし、定額データ通信が出来るプランやポケットWi-Fiも借りれますから国際電話を借りて行くなんて事はないですね。

でも、アップルシム内蔵のiPad proであればそれすら必要ないんです。

しかも色んな通信会社から自分にあったプランを選べるので、「ホテルとか現地の会社まで行けばWi-Fi使えるからそれまでデータ通信使いたいなぁ」などのニーズも満たしてくれます。

アップルシムで簡単便利にボーダーレス通信をしちゃいましょう。

Apple SIMの仕組み

なぜ、海外旅行先や出張先でSIMを買わずにいきなり通信できるのでしょうか?

それは、アップルが現地の通信事業者と提携して、iPadから直接現地のプロバイダーのデータ通信プランを選べるようにしているからです。

世の中どんどん便利になりますね。

Apple SIM対応機種は?

まずはどのモデルがApple SIM対応しているのか見ていきましょう。

Apple SIMが内蔵されているのは3モデル

ポイントはiPad proであり、当たり前ですがセルラーモデルということですね。

  • iPad Pro (12.9-inch) (第 2 世代) Wi-Fi + Cellular モデル
  • iPad Pro (10.5-inch) Wi-Fi + Cellular モデル
  • iPad Pro (9.7-inch) Wi-Fi + Cellular モデル

第1世代のiPad pro 12.9インチモデルには内蔵されていないので注意です。

自分のiPadはどのモデルか識別する!【引用】Apple 公式HP

【注意】
Apple SIMが内臓されていないiPadモデルでもApple SIMは使えるのですが、事前にApple store直営店でApple SIMキットを購入して、それをNano SIMトレイに入れてアクティベートしておく必要があります。

価格は600円とリーズナブル。

現在ではAmazonなどでは売られていないです。

内臓されていないがApple SIM対応しているiPad

内臓はされていませんが、上記の通り、Apple store直営店でApple SIMを購入すれば以下のモデルでもApple SIMを使うことが出来ます。

  • 12.9インチiPad Pro(第1世代)
  • iPad(第6世代)
  • iPad(第5世代)
  • iPad Air 2
  • iPad mini 4
  • iPad mini 3

iPad Air対応してないのか~残念です。
まあもう動きが遅すぎてほとんど使っていませんが。

iPhoneシリーズは使えない?

使えません。
Apple SIMは現在iPad専用のサービスになってますので、Apple store直営店でApple SIMを買って入れたとしても使えません。

Apple SIMが使える国は?

気になるのはApple SIMが使える国です。

なんとすでに180カ国以上で使えます
さすがはアップルです。⇒Apple SIM サービスエリア一覧【引用】Apple 公式HPより

アジアですと、

  • 韓国
  • 台湾
  • 香港
  • マカオ
  • タイ
  • ベトナム
  • フィリピン

などの国で使えます。

もちろん日本でも使えますので、海外に住んでいて日本に一時帰国をするときにも使えますね。

【注意】
中国では使えません。これだけアジアの各国で使えるのに・・・Appleのシェアを上げさせないためでしょうか。国を挙げてまでやることかは不明ですがとにかく使えません。

GoogleマップもYou tubeもなにも使えない国ですから仕方ないですね。
Huaweiとかシャオミがあるかた困らないんですねきっと。

出張先では中国へ行く人も多いと思いますので、これは残念ですが、現地のSIMを買いましょう。

Apple SIMの使い方

使い方は以下の通りです。

「設定」⇒「モバイルデータ通信」⇒「新規プランを追加」を押す

私はタイでテストしているので上記2つのプロバイダが出てきました。
日本ではauが出てきます。

先ずはAlwaysOnlineを選んでみると、データプランが出てきます。
どれでも良いのでデータプランを押してみます。

AlwaysOnline

当然、何も契約情報を入れていませんでしたので、アカウント登録が必要になります。
「Sign up」を押すと、名前・メールアドレス・パスワード・請求先住所

クレジットカード情報を入力して、チェックを入れて「REGISTER」を押せば登録完了です。

登録が完了したら、プランを選びましょう。

プランは、1時間単位、1日単位、通信量500MB単位で選ぶことができます。

  • 1時間20MB:約1USD
  • 1日200MB:約10USD
  • 500MB:約20USD

となっており、プラスボタンを押すと単純に倍の金額になっていきます。

これで契約すれば数分でプラン通りにデータ通信が出来る様になります。

GIGSKY

次はGIGSKYを選んでみます。

先ずは、「続ける」を押します。
居住国は「日本」を選び、「続ける」を押します。

メールアドレス・パスワードを入力後、「新規登録」を押します。

GIGSKYの場合は、アカウント作成時に「新規登録」を押すと確認のメールが来ます。
このメールは海外に着いたばかりの状態では受信できないので、事前に登録だけしておいた方が良いです。

日本の通信環境のある状態でGIGSKYのアカウントだけ作っておきましょう。

次はクレジットカード情報の入力です。
※知っているとは思いますが、セキュリティコードは裏面の3桁の番号です。

住所・電話番号を入力して、「保存」を押します。
その後、プランを選ぶ画面に戻ります。

プランはAlwaysOnlineよりも細かくないです。

1日単位か30日単位でデータ通信量ごとに値段が変わります。

  • 1日100MB:1,200円
  • 30日500MB:3,000円
  • 30日800MB:4,200円
  • 30日1GB:6,000円

ちょっと通信するには割高ですね。

私なら、1日200MBで約10USDなのでAlwaysOnlineを使います。

【余談】
ちなみに、居住地を「タイ」と選ぶと・・・タイ在住者用のプランは無い!そうです。
深い意味はないですよきっと。まだサービスが行き届いてないだけです。
そう思い込むことにします。OMG!

「申し訳ございません!」「他の国では使えるんですけどね・・・」とのこと。

まとめ

最後にこの記事の内容をまとめておきます!

  • Apple SIMが内蔵されているのは最新iPad Pro3モデルだけ!
  • 内蔵されてないiPadでもApple SIMを直営店で買えば使える。
  • iPhoneでは使えない。
  • Apple SIMは世界180ヵ国で使える
  • でも中国では使えない。
  • 使用時にプロバイダへのアカウント登録が必要(クレジットカード情報など)

価格は少し割高感がありますが、使いたいときにいつでも使えるのは本当に便利ですね。

海外旅行や出張に行く際にはぜひApple SIMをトライしてみてください。