この記事で、数多くあるVOD・動画配信サービスをユーザーの求めているサービス内容で比較して、ニーズごとの最適なサービスはどれなのか分かります。
世の中はVOD・動画配信サービスサブスクの嵐。
群雄割拠の動画配信サービス業界ではユーザーもどのサービスが良いのか分かり難くて仕方ないです。
一体どのサービスを選んだら良いのか迷う人も多いはず。
今回は、動画配信サービスの比較ポイントにはどんな項目があるかを確認して、各項目で最も良いサービスはどのサービスなのか?ユーザーのニーズ目線で分かりやすく比較検討しました。
目次の比較ポイントから、自分がどの項目を一番重視するのか?を確認してみて下さい。
今後の動画配信サービスの新規契約や乗り換え検討時の参考になればと思います。
読みたいところだけ読むための目次
動画配信サービスの種類
先ずはどれほどサービスが乱立しているか見てみましょう。
【VOD・動画配信サービス一覧】 |
Amazonプライムビデオ |
DAZN |
Hulu(フールー) |
Netflix(ネットフリックス) |
dTV(ディーティービー) |
U-NEXT(ユーネクスト) |
dアニメストア |
Abemaプレミアム |
Rakuten TV |
ビデオパス |
FOD(フジテレビ・オン・デマンド) |
TSUTAYA TV |
Paravi(パラビ) |
ビデオマーケット |
ディズニーデラックス |
ゲオTV |
これでも全てではないです。
もう何がなんだか分からない人も多いと思います。
一旦、サービス名などは忘れて、大事な比較ポイントを見ていきましょう!
比較ポイント
大前提として、比較するポイントは、利用者のニーズが高いポイント毎に検討して行くべきです。
利用者が選ぶポイントランキング
1位 | 見たい映画やドラマがあるか? |
---|---|
2位 | コスパ |
3位 | 作品数 |
4位 | ダウンロード機能有無 |
5位 | 家族での利用ができるか |
6位 | 利用者の多さ(口コミ) |
1位は当たり前といえば当たり前ですが、見たい番組があるか?これは各社オリジナル作品も異なりますから、これが決まっているなら話は早いです。
もう見たい番組があるなら一番安いサービスに決めましょう!
なんなら、無料期間中にガッツリ見てしまっても良いでしょう!
しかしながら、上記のランキングから分かることは、大半の人が見たい番組だけではなく、継続的に利用する場合に考える以下の様なニーズがあるのではないでしょうか。
・面白いコンテンツがあれば見てみたい。
・暇なときに見たいだけなので、あまりお金をかけたくない。
・通勤、通学時に見たいのでダウンロードできた方が良い。
・個人も家族でも利用したいので幅広いジャンルがあると良い。
・たくさんの人が使ってるサービスにしておく方が安心だ。
これらのユーザーニーズを主要13会社のサービスに順位付けをして、1位~13位までポイントをつけて、その合計ポイントから総合1位を決めていきます。
それでは、それぞれのニーズを満たすにはどんな項目を比較検討すれば良いかを分かりやすく解説していきます!
結論:Amazonプライムビデオは満場一致で優秀
いきなり、先ずは結論です。
今回の比較の総合結果は以下の通りです。
1位 | Amazonプライムビデオ | 50P |
---|---|---|
2位 | U-NEXT | 50P |
3位 | dTV | 43P |
4位 | Hulu | 42P |
5位 | Netflix | 36P |
最後にユーザーの満足度ランキングがありますが、Amazonプライムビデオだけはどちらのランキングも1位となっています。
比較が面倒な人は、
Amazonプライムビデオを選んでおけばとりあえず間違いなしという事です。
いきなり結論だと説得力がないという方は、以下にニーズ別の比較検討がありますので、自分のニーズと照らし合わせて選んでみて下さい。
見たいオリジナル作品はあるか?
オリジナル作品
見たい作品が各社サービスのオリジナル作品の場合は、そのサービスに確定するしかないです。
一番悩まずに決めることが出来ますし、コンテンツのボリュームが多くない場合は無料お試し期間中に全部見てしまうこともできます。
コンテンツ量
オリジナル作品ではなく、選択の幅の広さを重視する選び方です。
選択肢を増やすために、数多くあるジャンルをどれくらいカバーしているか?作品数はどれくらいあるか?を重視して選びましょう。
コンテンツ量比較の結論
作品数、ジャンルのカバー状況、料金、無料期間の有無の4項目で比較評価しました。
結論として、順位は以下の通りです。
1位 | Amazonプライムビデオ | 31P |
---|---|---|
2位 | U-NEXT | 31P |
3位 | dTV | 30P |
4位 | Hulu | 26P |
5位 | FODプレミアム | 23P |
AmazonプライムビデオとU-NEXTが1位タイとなりました。
Amazonプライムビデオが1位の理由
AmazonプライムビデオはU-NEXTと比較して作品数では負けますが、カバーしているジャンルが多く、なにより料金が激安という理由で1位となっています。
U-NEXTが1位の理由
U-NEXTはダントツのジャンルカバー範囲と作品数を誇ります。
この点では他のサービスの比較になりません。
しかしながら、もっとも料金が高く、気軽に申し込むハードルが高いことがマイナス点です。
驚愕の作品数は料金の高さもカバーして、1位になっています。
コンテンツ量比較の詳細
作品数
選択肢の幅を増やせるのは間違いなく作品数です。
「これが見たい!」というのが今決まってないのであれば一先ずは作品数の多い動画配信サービスを選んでおくのが良いでしょう。
1位 | U-NEXT | 10P |
---|---|---|
2位 | dTV | 9P |
3位 | Hulu | 8P |
4位 | Amazonプライム | 7P |
5位 | FODプレミアム | 6P |
U-NEXTが圧倒的なコンテンツ量で他のサービスと差をつけています。
強いジャンル
コンテンツ量が多くてもジャンルが偏っていると、全然興味ないコンテンツばかりなってしまいます。
ある程度のジャンルを網羅しているサービスの満足度が高いでしょう。
【比較ジャンル一覧】 |
邦画 |
洋画 |
国内ドラマ |
海外ドラマ |
韓国ドラマ |
アニメ |
スポーツ |
バラエティ |
上記の各種ジャンルで、弱い・普通・強い・とても強いの4パターンで各サービスを採点しました。
1位 | U-NEXT | 20P |
---|---|---|
2位 | Hulu | 17P |
3位 | Amazonプライム | 15P |
4位 | Netflix | 13P |
5位 | dTV | 13P |
採点結果から、U-NEXT・Hulu・Amazonプライムのジャンル網羅性が高いことが分かります。
料金
選択肢の幅を広げるのはコンテンツ量ですが、コンテンツ量が多ければ多いほど料金が高いのでは、ある意味当たり前で満足度が低いです。
最も多いジャンルを網羅するコンテンツ量がありながら、料金が安いものが最も満足度の高い動画配信サービスと言えます。
料金比較のランキングは以下の通りとなりました。
1位 | dアニメストア | 10P |
---|---|---|
2位 | Amazonプライム | 9P |
3位 | dTV | 8P |
4位 | Netflix | 7P |
5位 | Abemaプレミアム | 7P |
無料お試し期間
ほとんどの動画配信サービスには無料お試し期間があります。
その期間はほぼ30~31日です。
しかしながら、NetflixとHuluだけは他の動画配信サービスと違って無料お試し期間が短いです。
Netflix | 無料期間無し | -5P |
---|---|---|
Hulu | 無料期間2週間 | -2P |
その他 | 約1ヶ月 | ±0P |
無料期間がないのはユーザーフレンドリーという視点では非常にマイナスです。
逆の見方をすれば、それほどユーザー満足度の高いサービスを提供できるという自信の表れとも言えます。
実際にNetflixのユーザー満足度は非常に高いのです。
他のサービスと同等レベルの無料お試し期間があれば更に多くのユーザーが選択したくなるだけにもったいないですね。
コスパ
作品数が多くて料金が安ければコスパは高いということになります。
また、お試し期間が長ければその分得ですね。
作品数、料金、お試し期間の項目で比較しました。
コスパ比較の結論
1位 | dTV | 17P |
---|---|---|
2位 | Amazonプライム | 16P |
3位 | dアニメストア | 12P |
4位 | U-NEXT | 11P |
5位 | FODプレミアム | 10P |
※年会費契約の場合はAmazonプライムは1位タイ
dTVがコスパ1位の理由
dTVは作品数がU-NEXTに匹敵するほど多いにも関わらず、月額料金もAmazonプライムに匹敵するほど安いです。
このポイントからコスパ最強となりました。
Amazonプライムビデオがコスパ2位の理由
Amazonプライムビデオはジャンルカバー範囲が広く、作品数も多く、月額料金も安いため2位となりました。
この月額料金も年会費で契約した場合は、更に安くなり、その場合はdTVと同じ得点となり、実質同率1位ということになります。
具体的な金額や作品数の数字が気になる人は↓参考記事↓をチェックしてみて下さい。
コスパ比較の詳細
料金
コスパを比較する上で最も重要なのは料金です。
当たり前ですが、料金の安いものが一番、利用開始のハードルが低くコスパが高い傾向となります。
料金比較のランキングは以下の通りとなりました。
1位 | dアニメストア | 10P |
---|---|---|
2位 | Amazonプライム | 9P |
3位 | dTV | 8P |
4位 | Netflix | 7P |
5位 | Abemaプレミアム | 7P |
dアニメストアが1位ですが、dアニメストアはアニメに特化しており、アニメが好きな人以外は対象外のサービスとなります。
また、Amazonプライムビデオは年会費契約をした場合は料金が更に安くなるため、その場合はAmazonプライムビデオが1位と逆転することも考慮すると、Amazonプライムビデオが実質1位となります。
無料お試し期間有無
コスパの観点からみてもお試し期間は重要です。
お試し期間は当然無料ですから、長ければ長いほどコスパ高いです。
ほとんどの動画配信サービスには無料お試し期間があります。
その期間はほぼ30~31日です。
しかしながら、NetflixとHuluだけは他の動画配信サービスと違って無料お試し期間が短いです。
Netflix | 無料期間無し | -5P |
---|---|---|
Hulu | 無料期間2週間 | -2P |
その他 | 約1ヶ月 | ±0P |
無料期間がないのはユーザーフレンドリーという視点では非常にマイナスです。
作品数
安くても、作品が少なければ利用頻度が下がりコスパが高いとは言えなくなります。
コスパの比較でもやはり作品数は大事なポイントとなります。
「これが見たい!」というのが今決まってないのであれば一先ずは作品数の多い動画配信サービスを選んでおくのが良いでしょう。
1位 | U-NEXT | 10P |
---|---|---|
2位 | dTV | 9P |
3位 | Hulu | 8P |
4位 | Amazonプライム | 7P |
5位 | FODプレミアム | 6P |
U-NEXTが圧倒的なコンテンツ量で他のサービスと差をつけています。
ダウンロード機能
ダウンロード機能があれば場所を選ばず、通信量も速度も気にせずに快適に利用できます。
通勤・通学などでストリーミングで途切れながら見るのは嫌ですよね。
ダウンロード機能がある快適性という面で、作品数と料金を踏まえた比較をしました。
ダウンロード機能比較の結論
1位 | dTV | 20P |
---|---|---|
2位 | Amazonプライム | 19P |
3位 | dアニメストア | 15P |
4位 | U-NEXT | 14P |
5位 | Hulu | 14P |
※年会費契約の場合はAmazonプライムは1位タイ
ダウンロード機能比較の詳細
ダウンロード機能有無
各社ほぼダウンロード機能があります。
しかしながら、FODプレミアム、ビデオパス、DAZNにはダウンロード機能がありません。
この点は契約時に注意しましょう。
作品数
ダウンロード機能があっても見たいコンテンツがなければ意味がありませんので作品数もやはり大事なポイントです。
1位 | U-NEXT | 10P |
---|---|---|
2位 | dTV | 9P |
3位 | Hulu | 8P |
4位 | Amazonプライム | 7P |
5位 | FODプレミアム | 6P |
料金
ダウンロード機能があって、見たいコンテンツもたくさんある。
でも、料金が高ければ満足度が低くなりますので料金も併せて比較する必要があります。
1位 | dアニメストア | 10P |
---|---|---|
2位 | Amazonプライム | 9P |
3位 | dTV | 8P |
4位 | Netflix | 7P |
5位 | Abemaプレミアム | 7P |
家族での利用(複数アカウント)
家族でも年齢は様々ですから趣味趣向も違いますよね。
家族や複数人での利用を考える場合、アカウントの有無とジャンルのカバー範囲、作品数が決め手となります。
家族での利用比較の結論
1位 | U-NEXT | 39P |
---|---|---|
2位 | Hulu | 32P |
3位 | Amazonプライム | 30P |
4位 | FODプレミアム | 29P |
5位 | dTV | 27P |
U-NEXTが家族利用で1位の理由
幅広いジャンルカバー範囲と驚異の作品数に加えて、アカウントが最大4つで同時視聴が可能という非の打ち所がない理由で1位となります。
Huluが家族利用で2位の理由
Huluはジャンルカバー、作品数、アカウントは2つということで、上記のU-NEXTの廉価版という感じです。
家族での利用比較の詳細
複数アカウント利用可否
1位 | FODプレミアム | 10P |
---|---|---|
2位 | U-NEXT | 9P |
3位 | Amazonプライム | 8P |
4位 | Hulu | 7P |
5位 | Abemaプレミアム | 7P |
アカウント数はFODプレミアムが最大で5つとなり、U-NEXTが4つ、Amazonプライムビデオが3つとなり大きなメリットとなっています。
その他サービスのアカウントは2つ以下です。
アカウントは多いほど複数人でシェアできますからコスパにも影響してきます。
強いジャンル
1位 | U-NEXT | 20P |
---|---|---|
2位 | Hulu | 17P |
3位 | Amazonプライム | 15P |
4位 | Netflix | 13P |
5位 | dTV | 13P |
複数人で使う場合、ジャンルが偏っていると人によっては利用頻度が下がってしまいます。
多くのジャンルをカバーしているサービスが優秀と言えます。
作品数
1位 | U-NEXT | 10P |
---|---|---|
2位 | dTV | 9P |
3位 | Hulu | 8P |
4位 | Amazonプライム | 7P |
5位 | FODプレミアム | 6P |
上記のジャンルと同じですが、作品数が少ないと利用頻度が下がる人が出てきます。
作品数も多いサービスを選びましょう。
利用者の多さ
利用者の多さ=市場シェアの高さと言えます。
市場シェアが高いほど、安心感やトラブルシューティングの充実といったユーザーにとって利用しやすいサービスとなります。
利用者の多さ比較の結論
1位 | Amazonプライム | 10P |
---|---|---|
2位 | U-NEXT | 9P |
3位 | Hulu | 8P |
4位 | dTV | 7P |
5位 | dアニメストア | 7P |
NetflixとDAZNはシェアが高いが、理由はコンテンツの指名買い。
指名買いしない場合の実質のランキングは3位以下と考えられます。
利用者の多さ比較の詳細
市場シェアランキング2019
1位 | Netflix |
---|---|
2位 | DAZN |
3位 | Amazonプライム |
4位 | U-NEXT |
5位 | Hulu |
6位 | dTV |
7位 | dアニメストア |
8位 | ビデオパス |
9位 | FODプレミアム |
10位 | Abemaプレミアム |
Netflixが選ばれる理由
ずばりオリジナルコンテンツの多さです。
Neflixでしか見られないコンテンツの指名買いが多いということでしょう。
世界最大級の豊富な資金力を活かしてのオリジナルコンテンツ作りでユーザーの心をつかんでいるのが理由と言えます。
また、アカウント数や画質に応じた段階的な価格設定も他の動画配信サービスにない人気の秘訣でしょう。
DAZNが選ばれる理由
スポーツ特化というとがったコンテンツが理由です。
サッカーを中心に、テニス、バスケットボールや格闘技などメジャー大会はほとんどDAZNが網羅しています。
スポーツをオンタイムで視聴したいユーザーはDAZN以外に選択肢がないこともあるでしょう。
ある意味、スポーツサブスクはDAZNの独占状態なのです。
3位以下がホントのランキングと言える理由
上記の様に、NetflixのオリジナルコンテンツやDAZNのスポーツ特化コンテンツを除けば、多くのユーザーにとっての実質ランキングは3位以下と言えます。
その理由は、最初にも書いた通り、大半のユーザーはコスパや選択肢の幅でサービスを選んでいるからです。
- Amazonプライムビデオ
- U-NEXT
- Hulu
どのサービスも豊富なコンテンツを利用しやすい価格で提供しており、万人に愛される動画配信サービスとなっています。
それぞれに、コンテンツ量や価格の特徴がありますので、市場シェアという安心保障のもとで、しっかり比較しましょう。
まとめ:実際のユーザーの反応と比較結果
ユーザーの満足度調査結果は最大の選択ポイントと言っても過言ではありません。
実際に利用している人の声ほど確かなものはないからです。
利用者満足度ランキング2019
1位 | Amazonプライムビデオ |
---|---|
2位 | Netflix |
3位 | U-NEXT |
4位 | Hulu |
5位 | dTV |
今回の比較検討総合結果
1位 | Amazonプライムビデオ | 50P |
---|---|---|
2位 | U-NEXT | 50P |
3位 | dTV | 43P |
4位 | Hulu | 42P |
5位 | Netflix | 36P |
この結果から、1~5位は順位が若干入れ替わりますが、採点結果とユーザーの反応がほぼ一致していると言えます。
Amazonプライムビデオだけは満場一致で最高のサービスと言えます。
その他は、それぞれに特化した比較ポイントがありますので、自分の求めるメリットから選択してみてはいかがでしょうか。