
この記事はアップルウォッチを買うか迷った時に下記2つの結論に辿り着いた経緯を書いてあります。
- 暮らしを便利に変えたいというニーズならアップルウォッチは買うな!
- ただアップルブランドが好きなら迷わず買うべし!
皆様の購買検討のご参考に。
アップルウォッチが欲しい。
普段はなんの相談もせずに買い物をするのだけど、ふと妻に「アップルウォッチ買って良いかな?」と聞いてみました。
答えは即答。
「いらないでしょ」
しばらく欲しいなと盲目的に思っていたので、こんなにあっさり【アップルウォッチいらない】と言い切るヤツがいるとは思いませんでした。
確かに彼女はガジェットには疎いタイプだがアップル製品は結構好きだ。
昨年末に買ったiPhone8、iPadも使ってる。
でも、アップルウォッチはいらないと即答。
そして普通の国産電波時計を着けてる。
因みに愛用はCitizenのXc。
ピンクゴールドが差し色で入ってるツートンカラー。
値段はアップルウォッチよりも高い。
でも出来ることは正確に時間を見ることだけ。
なぜアップルウォッチいらないって直ぐに思う人がいるんだろう。
コレは買う前に良く考えてみた方が良いな。
読みたいところだけ読むための目次
アップルウォッチで出来ること
時計を見る
当然、ウォッチなので時計を見る機能はあるけどアップルウォッチに時計機能を求めてはいない。
他のスマートデバイスとしての機能が有りつつ時計としても使えるといったウォッチなのにウォッチ機能がオマケという感じ。
そう、時計機能は当たり前に欲しいけど1番の目玉機能ではないということ。
実際、スマートウォッチは常に時計が表示されているわけではないので時計を見る動作をしたときに画面に時計または時刻が表示される。
この動きには慣れるまでは違和感がある。
たまに反応しなくて何度か時計を見る動作をするのも、諦めてタップして画面を表示させるのは明らかに普通の時計を使っていた場合は違和感でしかない。
しかもその動きに慣れてしまうと、今度は普通の時計を見るときもスマートウォッチの画面を起動させるときの腕の動きになっている自分に気づく。
人間って順応性高いのかなんなのか分からないなぁと。不思議な気分になる。
あとは暗い所での視認性。
バックライトがあるので当たり前だけどコレは明らかにアップルウォッチが優秀。
普通の時計は分針や時針、インデックスに夜光塗料が塗られていないものは暗闇ではただのブレスレットになってしまう。
まとめると起動動作の違和感が取れてしまえばいつでもどこでもどんな環境でも時刻確認が出来るアップルウォッチの方が便利と言える。
時刻を正確に確認出来る
アップルウォッチはGPS機能があるので場所も時刻も当然正確。
コレに対抗する普通の時計というと電波時計やGPS時計が考えられるが、両方とも実は相手にならない。
電波時計は日本、中国、アメリカ、ヨーロッパといった一部の国に電波塔があるため、東南アジアなどは完全にカバーできていない。
その点、GPS時計はどこでも正確に時刻を修正して表示できるがアップルウォッチと比べてめちゃくちゃ高い。
国産のGPS時計は平均20万円近い価格になっていて、明らかにラグジュアリー時計にGPSを積んでいる製品で、GPSが1番のウリではない。
わざわざ起動の必要はないし、最近の時計は電波時計やGPS時計があるので正確さでもアップルウォッチと差はないと言える。
電波時計は電波の有効範囲、GPS時計は高価格という部分でアップルウォッチにはかなわない。
やはり普通の時計は時刻精度の面ではコスパも含めてアップルウォッチの足元にも及ばない。
機械式時計?
電波時計の時点で10万分の1秒しかズレないので、年差何秒とかでも当然足元にも及ばない。
活動量計として使う

心拍数や動作センサーなどの情報から、消費カロリーや睡眠ログを記録出来るのが活動量計の良いところ。
アップルウォッチはこの部分で敵無しの様に見える。
でも実際はFitbitやGARMINといった活動量計やスポーツニーズにフォーカスしたスマートデバイスにはかなわない部分がある。
Fitbitの睡眠ログはかなり正確だし、GARMINのゴルフでの残りヤードの算出には定評がある。
Fitbitはかなり小型でかさばらないので寝る時もスポーツでもアップルウォッチよりも腕に着けている違和感がないのもポイントが高い。
アップルウォッチはアップルウォッチ用アプリで今後の追従が考えられるが今はまだ【餅は餅屋】感がある。
まとめると何か明確な用途があるのなら特化したデバイスがあるのでそっちを使った方が良い。
メールやラインの通知を受ける
コレは普通の時計には出来ないのでスマートウォッチであるアップルウォッチにはかなわない。
アンドロイドOSと比べてもiOSの完成度は高いのでアプリもスムースに動くし間違いなくアップルウォッチが1番良いと思う。
でも、ここでももう一度考えたい。
そもそも、腕でそんなに通知を受けたいのか?
見逃したらヤバイ仕事の通知がある??
そんなに常に緊張状態の人がこの世にそんなに沢山いるのか?
いるわけないし、いたら怖い。
好きな時に好きな情報を確認出来るだけで普通の人には十分なハズ。
なので、いつでも通知を確認出来ることはアドバンテージとは考えられない。
メールやラインの返信をする
アップルウォッチはシリーズ4になって画面が大きくなった事で返信もしやすくなっている。
でも、やっぱり手で入力は難しいし、面倒。
そこで活用したいのが音声入力。
この音声入力がかなりの精度なので、ブツブツ喋れば文章が入力されて送信を押せば返信完了。
返信機能はかなり便利でアップルウォッチでは是非使いたい機能の1つ。
当たり前だけど普通の時計ではマネ出来ない。
アップルウォッチの良いところ
軽いモデルがある
アルミニウムモデルとステンレスモデルがある。
ステンレスモデルは高級感をウリにしているが僕はなんだか違和感がある。
やはりスマートウォッチには機能と快適なつけ心地をもとめたい。
その点ではアルミニウムモデル一択。
Fitbitも1年半ずっと着けていたが、やはり軽さは超重要。
スマートウォッチは普通の時計よりも着けている時間が間違いなく増えるので重い普通のステンレスモデルなんて着けてられない。
良いところを言いたかったのだけどステンレスモデルをディスる話になってしまった。
アルミニウムモデルでもアップルのブランド力効果で十分ラグジュアリー感があるし、高級感は問題ないと思う。
バンドの種類が豊富
僕の持っている普通の時計でもステンレスバンドと革バンドを交換できるタイプのものがあるけどアップルウォッチはそれが自由自在。
純正だけではなく、サードパーティ製のバンドも無数に売っているのでコレクターの様に沢山のバンドを持っている人も多い。
コレは普通の時計ではなかなか出来ない楽しい部分。
他のスマートウォッチとは販売数も圧倒的に違うのでとにかくアップルウォッチ用のバンドの種類はホントに多い。
スマートウォッチでTPOに合わせて時計の雰囲気を変えたいならとにかくアップルウォッチ一択と言える。
ただ、コレもTPOに合わせて複数の普通の時計を持っているなら強烈に買いたい理由にはならない。
着せ替えが手頃で楽しいというレベル。
アップルウォッチのダメなところ
アルミニウムモデルのガラスが割れやすい
僕は当然アルミニウムモデル押しなんだけれど、アルミニウムモデルでダメな部分がある。
それはガラスの強度、アルミニウムモデルで採用されているガラスはION強化ガラスでサファイアガラスじゃない。
確かに5万円前後の時計でサファイアは使いにくに素材だと思う。
でも、ホントにサファイアガラスの強度は凄いので画面のダメージが致命的になるアップルウォッチにこそ全モデルサファイアガラスを採用して欲しかった。
ステンレスモデルにはサファイアガラスを採用してる関係もあって価格は8〜9万円まで上がる。※GPS+Cellularモデルという部分も当然価格に反映されている。
まとめるとアルミニウムモデルにもサファイアガラスを採用してくれよという事。ION強化ガラスが粉々になったアップルウォッチを見ればアルミニウムモデルを買うことに及び腰になる事間違いなし。
電池持ちが悪い
他のスマートウォッチでも同じ事だけど、やれる事が多いと電池は消耗が激しくて1日も持たない。
アップルウォッチシリーズ4では使い方によっては2日持つというレビューもあるが、仕様は18時間となっていて、使い倒すと毎日充電が普通になるだろう。
普通の時計はソーラーセルを搭載してるモデルも多いから普通は充電もいらない。
更に二次電池も搭載してる事が多いから電池交換すらいらない。
最近の国産時計はソーラー+二次電池が結構当たり前のスペックとなっている。
僕はFitbitを1年半使って、活動量計として使っていたけど充電は約2週間に1回で良くて、お風呂に入る時や寝る前にちょっと充電したりするだけでまとめて充電する必要すらなかった。
毎日充電するのが普通で、忘れたらただのブレスレットと化すか、ブレスレットになってしまうのが怖くて充電器を持ち歩いてスマートウォッチのために荷物がスマートじゃなくなるという状態は容易に想像できる。
それでも欲しいか?アップルウォッチ
なんだかネガティブなイメージに変わってきてしまったアップルウォッチだけど、強烈な購買理由は変わらず1つある。
それはアップルというブランドが好きだという事。
コレは何よりも強い購買理由になる。
だって、「やっぱりアップルの製品はカッコいいから他のブランドよりも買いたいよね」となればどんなネガティブ理由もなんのインパクトもない。
つまり、アップルウォッチは買わなくても全然暮らしに困らないし、そんなに暮らしを変えるほどのデバイスじゃない。
むしろ手間が増えたり、ノイズの様な通知を増やしたりして、やらなくても良い事を増やしてしまうノイズデバイスかもしれない。
でも、それでもアップルウォッチの5万円以下の時計シェアは50%を超えている。
やっぱりみんなアップルが好きなんだ。
ただ好きだから、そのアップルウォッチを着けている自分が好きだから買うんだ。
たとえ、アップルウォッチを世話する生活になったとしてもそれが楽しめる、楽しいと思えるんだ。
やっぱりブランド力って1番大切だな。
色々並べたけどアップルウォッチ買おう。
やっぱりおすすめは軽いアルミニウムモデル。