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新しい生き方が見つかる?人生100年時代のおすすめビジネス本 ライフシフト

今の仕事や生き方に疑問をもっていて、今のままで良いのか?と悩んでいる人は多いと思います。

私もその1人です。

なんとなく学生生活を終え、大きな目標も無く会社に入り、会社に入ってから、沢山の知識やスキルが必要なことに気付き、色々な資格も取って来ましたがどれだけ頑張っても周りには優秀な方が多く、その人達と自分を比べたときの能力の差に驚かされます。

そうゆう優秀な方達がどんな人生を送っているのか?送ってきたのか?という事を考えた時に、やはり自分への投資をしています。

確実に、時間をかけてスキルを身につけています。

リンダグラットン氏のLife shift(ライフシフト)は、新しい生き方が必要になると言っています。

今の自分に満足していない、これからの人生どの様に進んでいけば良いか?と悩んでいる方には非常に参考になる書籍です。

内容はと言いますと、
①人生100年時代が来るということ
②年金制度は破綻するということ
③長い人生なので沢山の転機があるということ

です。

■人生100年時代

100年生きると言われても正直信じられません。

しかしながら、医療の発達と豊食の時代で、人間の寿命は年々着実に伸びてきています。

2007年以降に生まれた方、いらっしゃいますか?

では、2007年以降に生まれた方が100歳まで生きる可能性は何%あるか分かりますか?

50%です。
・・・・5%の見間違えではありません。
50%です。
↑ここ試験に出るので覚えておいて下さい。

2107歳まで生きる方が約半分いるということです。

人生50年と言っていた時代からすると今も十分長生きだなと思いますが、100歳まで生きる人が50%いるとは驚きました。

因みに、1900年頃に生まれた人が100歳まで生きる可能性は1%程度です。

たった100年で50倍の生存率になっています。

この100年が人間にとってどれだけ大きな変化だったかが分かります。

■年金の破綻

次に出てくるのがやはりお金の問題です。

引退した方の年金を支えているのはだれでしょうか?

それは現役で働いている人です。

昔は、引退した方1人の年金を現役の方10人くらいで支えていたので、年金もしっかりと支給され、とても良い制度でした。

今は、引退した方7人の年金を現役の方10人くらいで支えているので、支給年齢もどんどん上がっています。

今でさえかなり苦しい状態ですから、当然、私達が引退する頃には、年金の支給自体が難しくなることが考えられます。

暗い話ですが、自分達が出している年金は将来自分達がほとんど受け取ることの出来ないものだと考えておいた方が良いでしょう。

■長い人生では何度も転機がある

100年も生きると考えてみてください。

例えば、昔はポケベルとかガラケーがありました(今もありますが)。

今はスマホで指紋認証や顔認証まであります。

今、ポケベル入力するのがとても速い人がいるとして、誰がそのスキルを必要とするかというと・・・恐らく誰もいないでしょう。

でも、この変化って20年の間で起こっている事です。

100年生きるとしたら、こんな大きな変化が何度も起こるという感じです。

20年前のスキルなんて、誰が使うんでしょうか。
※因みに今現在でもポケベルは2000台くらい稼動しているそうです。

スキルは古びていきます。

ポケベルは1996年頃が最盛期でしたが、今はほぼありません。

スキルも同じ事が言えます。

つまり、長い人生では今持っているスキルがそのまま死ぬまで活かせることはほとんどないということです。

そして、数年~数十年で新しいスキルを身につけなおして行かないと社会に必要のない人間になってしまうかも知れません。

スキルを身につけなおすためには、時間が必要です。

冒頭でも書きましたが、社会人になってから勉強するのはとても大変で時間が無いです。

もしあなたが新しいことを学ぶために、今の会社を辞めて、ビジネススクールに通うとしましょう。

お金も時間もかかります。

それ以上に家族への負担も大きいです。

この家族というが非常に重要で、
・旦那の稼ぎが悪い
・奥さんが専業主婦
・子供が沢山いる
という状況で、「よし!会社辞めて、ビジネススクール行くぞ!」とはなかなか出来るものではありません。

つまり、
・旦那の稼ぎが悪い ⇒ 収入・貯蓄が十分でなければチャレンジし難い
・奥さんが専業主婦 ⇒ パートナーの収入がゼロではチャレンジし難い
・子供が沢山いる  ⇒ これも同じで将来へのお金が必要でチャレンジし難い

この状態から言えることは、現在の収入も当然大切なんですが、結婚や出産というのは十分将来を考えてしないといけないということです。

これから社会人という未来が無限に広がっている方は羨ましい限りですが、既にチャレンジし難い環境にいる方は、どの部分を変えればチャレンジし易い環境になるのかを考える必要があります。

・現在の収入を上げる方法
・パートナーが収入を得る方法

■まとめ

人生は長くなり、年金制度などには頼ってられず、色々な新しいスキルにチャレンジして自分やパートナーの価値を高めていかなければ、寂しい人生が待っている可能性が高い。

チャレンジするためには環境作りが重要で、人生でリスクのある結婚や出産はおそらく後回しにする人が増えてくるでしょう。晩婚化もその傾向だと思います。

プレッシャーのかかる話ですが、環境さえあれば、若しくは環境さえ気にしない人であれば長い人生ですので、いくらでも挽回が出来るとも言えます。

100年生きると考えた場合に、様々なシーンのアイディアが浮かぶ本、リンダグラットン氏のLife shift(ライフシフト)。

是非、皆さんもご一読下さい。